いきなり動けない朝、重い体、そして心のモヤモヤ
「はぁ、また朝が来た」。
布団の中でそうつぶやきながら、起き上がる気力もなく、時計の針ばかりをぼんやりと眺める――そんな朝が何度も続くと、自分が自分じゃないような感覚に襲われますよね。
体はだるい、眠気は取れない、仕事や家事に手がつかない。
これまでテキパキと動けていたはずなのに、なぜこんなにも何もしたくないのか。
そんな風に自分を責めてしまった経験、きっと多くの方にあるはずです。
実はその背後には、「更年期」という身体の大きな変化が密かに影を落としていることがあるのです。
【結論】更年期の「だるい・眠い・やる気が出ない」は身体からの大切なサイン
更年期の不調は「気のせい」ではありません。
更年期には女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少が起こります。
この変化は、思っている以上に身体と心に大きな影響を与えます。
単なる「年齢のせい」「怠けているだけ」ではなく、生理的な現象であり、きちんとケアをすべき「症状」なのです。
その理由は、ホルモンバランスの大きな崩れ
【理由】心身の不調は「ホルモンの乱高下」による脳への影響が原因です。
エストロゲンは、女性の身体にとってさまざまな働きをしています。
特に脳内での働きに注目すると、自律神経の安定や、睡眠、感情のコントロールなどに深く関与しています。
更年期に入り、このエストロゲンが急激に減少すると、
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疲れやすい
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睡眠の質が低下する
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不安感やうつっぽさが出る
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動悸や息切れがする
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やる気が出ない
などの症状が連鎖的に現れるのです。
まるで見えない誰かが、心と体をバラバラにコントロールしているような感覚――これこそが、更年期の本質なのです。
これって私だけ?――身近な例に見る更年期のリアル
「私はぐうたらじゃない」そう気づいた50代主婦・香織さんの話
都内で暮らす香織さん(54歳)は、二人の子どもが独立し、少しは自分の時間を楽しもうと思っていた矢先、突如として襲ってきた異常な眠気と無気力感に悩まされるようになりました。
毎朝6時に起きて朝食の準備をし、8時には掃除と洗濯。
そんな生活を20年以上続けてきたはずが、ある日を境に「布団から出られない」「頭がぼーっとして何もしたくない」という日々が続いたのです。
夫に相談しても「疲れてるだけじゃない?」という反応。
病院で検査を受けても異常はなく、ただただ孤独な思いを抱えていました。
そんな時、地域の更年期相談会に足を運んでみた香織さん。
医師から「これは立派な更年期症状です」と言われた時、涙が止まらなかったといいます。
そこからは食事や睡眠、軽い運動など、自分にできることを少しずつ取り入れることで、症状は徐々に改善していきました。
今では、月に一度友人とランチに出かけるほど元気を取り戻しているそうです。
日常に取り入れたい!無理しない「セルフケア」
【再結論】小さな工夫が、心と体の大きな変化をもたらします。
更年期のつらさに打ち勝つために、すぐにできるセルフケアをいくつかご紹介します。
もちろん、すべてを完璧にこなす必要はありません。
まずは「できそうなことから、ひとつだけ」始めてみてください!
朝の光を浴びる
朝起きたらカーテンを開けて、太陽の光を5分でも浴びましょう。
これだけで体内時計がリセットされ、睡眠の質も上がりやすくなります。
無理のない運動を取り入れる
ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、軽い運動は気分を前向きにしてくれます。
YouTubeなどで「更年期向けストレッチ」動画も多く出ているので、試してみるのもおすすめです。
食生活の見直し
鉄分、カルシウム、大豆イソフラボン(納豆や豆腐)を意識的に摂りましょう。
特にイソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあるとされ、更年期に優しい栄養素です。
眠れない夜は無理に眠ろうとしない
「眠れない…」と焦ってしまうと余計に目が冴えてしまいます。
そんな時は、暖かいハーブティーを飲んだり、静かな音楽を聴いたりして、心を落ち着かせましょう。

誰かに話す
更年期の悩みは一人で抱え込まず、家族や友人、専門の相談員などに話すことも大切です。
「話す」ことで、不安が半分になることもありますよ。
「私はもう終わり」なんて、そんなことはない
「更年期」と聞くと、「女性として終わった」と感じる人も少なくありません。
ですが、それは決して終わりではなく、「第二の人生への準備期間」なのです。
30代までの忙しさや家庭・仕事に追われる日々を経て、ようやく自分の時間を持てる時期。
それなのに不調で苦しむなんて、もったいないとは思いませんか?
この時期をどう乗り切るかで、その後の10年、20年の生活の質が大きく変わってきます。
更年期をきっかけに、「私」をもっと大切に
更年期はつらい。
でもそれは、「これからの私」に必要な通過点でもあります。
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無理しない
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自分を責めない
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話せる誰かを持つ
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少しでも「自分のための時間」を作る
たったそれだけで、心と体はずいぶん軽くなります。
まとめ:更年期と向き合い、乗り越える
「だるい、眠い、何もしたくない」
それって、ちゃんと頑張ってきた証かもしれません。
もし今、あなたがそう感じているなら――
「今日はちょっと、私を休ませてあげよう」
そう自分に言ってあげてください。
未来のあなたが、きっと「ありがとう」と笑ってくれる日が来るはずです。
僕は男なので女性の更年期症状に関して完全に理解することは難しいですが、無気力になり怠惰に過ごしていた時期があります。
だるくて何もしないと余計に負の感情に支配されていってしまうんですよね。

食事・睡眠・運動という当たり前の行動を見直すことが改善のきっかけになったので、参考にしていただけたら幸いです。
心からオススメできる、ただ近くに置いているだけで自律神経が整い、睡眠の質が向上して体が軽くなり、腰や肩の痛みが激減したオリンピック金メダリストも愛用している「DENBA Health」という商品の体感をこちらの記事にまとめています。
・寝起きが楽になった
・朝方に尿意で目覚めることがなくなった
・肩や腰の痛みが激減した
・集中力が増した
・睡眠時間が短い日も以前より元気
・疲労感でぐったりする日がない
・仕事から帰ってきてからも元気
使い始めてからこれらの効果を実感しています。

だるい、眠い、何もしたくない根本原因である自律神経に効くので、症状も緩和されるはずです。
ぜひ一度覗いてみて下さい!