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ゾウリムシの提供

研究・教育用にゾウリムシを実費で提供します 藤島政博

Yamaguchi University (YU)Paramecium collection in Japan was initiated by Masahiro Fujishim in 1979, and involves strains from collections of Koichi Hiwatashi, Mihoko Takahashi, Tsuyoshi Watanabe, Yoshiomi Takagi, Isoji Miwa, Toshiro Sugai, Nobuyuki Haga, Akira Yanagi, Yuuki Kodama and natural strains collected by M. Fujishima and his colleagues. The YU Paramecium collection is cultivating more than 760 strains of P. caudatum, P. jenningsi, P. multimicronucleatum, P. aurelia species, P. nephridiatum, P. bursaria, P. putrinum (P. trichium), P. calkinsi, P. woodruffi and P. duboscqui. We accept offer-requests of these strains with 500-10,000 JPY (about 40 mL) of charge for research and educational purposes. Please, visit NBRP-Paramecium website (http://nbrpcms.nig.ac.jp/paramecium/).

 ゾウリムシは真核細胞のモデル材料として様々な研究に使用されてきました。山口大学はゾウリムシリソースの収集・保存・提供」の課題で、2012年に文科省中核的拠点整備プログラムの第3期からナショナルバイオリソースプロジェクト (NBRP)に採択されています(課題管理者 藤島政博)。
 NBRPは、ライフサイエンスの研究に広く用いられる実験材料としての バイオリソースのうち、国が特に重要と認めたものについて、体系的な 収集、保存、提供体制 を整備することを目的とした国家プロジェクトです。本プロジェクトは、国際標準となる高品質のゾウリムシリソースを整備するとともに国内外のユーザーの希望に応じた株を提供することを目的として、次のような事業を実施します。

 「NBRPゾウリムシ」は、野外から採集されたゾウリムシ属の多様な種を収集し、シンジェン (syngen)、接合型、採集地、特徴などの情報と共に提供いたします。
 NBRPリソースの提供に直接掛る実費(約40 mL培養。非営利機関向け 2,000円、営利機関向け 4,000円、小学校〜高校の教育向け 500円、国外提供 10,000円、税込、送料別)を利用者の皆様に負担して頂きます。2017年6月1日から、手数料を含むこれらの実費に変更いたしました。これは事業維持のための方策であり、利益を得るためのものではありません。また、支払い方法は、本件の業務の一部を委託している(有)山口ティー・エル・オー(以下「山口TLO」という)の発行する請求書に従い、指定する銀行口座へ支払っていただきます。ご理解の程、宜しくお願いいたします。

 実費での提供は、平成24年10月1日から実施しております。株の寄託も受け付けます。下記のURLをご確認ください

 NBRP-ゾウリムシ  http://nbrpcms.nig.ac.jp/paramecium/

 お知らせ 
1.MTA (Material Transfer Agreement) の書類が更新されておりますので、上のURLから最新の書式をダウン  ロードして下さい。
2.ゾウリムシの発送は土日と祝祭日は行いません。また、8月13日〜8月17日と12月24日〜1月6日の発送も行  いません。
3.ゾウリムシの受け取り希望日の1週間前までに、ご希望の株名と数をメールでお知らせいただき、提供可能か  どうかを確認して下さい。連休前の場合は1週間前でも準備が間に合わない場合がありますので事前にご相
  談ください。

4. 株を寄託の際には、所属機関の研究成果有体物に関する取り決めに遵守していることが必要ですのでお確か  め下さい。
5. 共生クロレラを持つミドリゾウリムシとその株からクロレラを完全に除去した株の提供も行っています。  
6. 培養方法についてご質問がありましたら、いつでもメールでご相談下さい。

 ゾウリムシ属は、記載種が47種存在しますが、現在でも野外から採集されている種や研究者が保存している種は29種です。山口大学のNBRPゾウリムシでは、国内外の研究者からの株の寄託と野外採集で24種を保存しています。未収集種は、P. polycariumP. schewiakoffiP. chlorelligerumP. buetschliiP. africanumの5種です。入手された方は、ご連絡下さいますようお願いいたします。当事業は、ゾウリムシ属の種の保存の機能をも担い、保存種数24は、世界最大です

 この事業によって国際的に重要なリソース拠点を形成するとともに、これまでゾウリムシを利用した経験がない研究者でも培養の維持を適切に行えるように必要な技術等の提供もいたします。

 質を保証できる細胞をいい状態でお送りし、研究や教育に使っていただきたいと願っております。そのため、仲介人等を経由しないやりかたで利用者に直接発送いたします。第3者への提供の仲介役を果たすことをご計画の場合や販売目的の方には提供いたしません

 総合教育センター等で各県の教員の研修にご利用になる場合にも株を提供いたしますが、県内の学校園の先生に分与するご予定の場合は、当方からご本人に直接お送りいたしますので、ご希望の先生方に上記のURLをご覧の上で提供依頼の手続きをするようにお伝え下さい。教育目的でゾウリムシを使用する場合の主なユーザーは小学生から高校生です。当研究室では安全な細菌をゾウリムシのエサに使用していますが、ユーザー間で株の分与を行うことによって有害な細菌が混入する可能性があります。事故防止のためですので、ご理解をお願いいたします。

 提供するゾウリムシの培養にはエサの細菌Enterobacter aerogenes (ATCC35028)を使用しており、提供時のゾウリムシの外液に含まれています。この株はバイオセフティーレベル (BSL)1の安全な株ですが、目や口には入れないようにご注意ください。ゾウリムシもBSL1です。

 NBRPゾウリムシは人に有害な細菌等を除去して培養しておりますので安全ですが、実験室では病原性細菌レジオネラを細胞内に長期間維持する能力を持つことが最近になって明らかになりましたので (Watanabe et al., Scientific Reports 6, 24322 (2016). Doi: 10.1038/srep24322)、野外から採集した株とNBRPゾウリムシとを混合して実験に使用しないようにお願いいたします。

 本件の株を利用した研究成果を印刷公表するときには、謝辞欄に株の提供元を明記し、論文のPDFファイルを藤島にメールの添付ファイルで送って下さいますようお願いいたします。下記の文例を参考にしてください。ご協力をお願いいたします。

 参考文例:
  ゾウリムシ株○○○(株名)は、国立研究開発法人医療研究開発機構 (AMED)のNBRPの支援によって、山口大学の共生生物学研究室から提供された。 
  Paramecium strain ○○○(strain name or ID)used in this study was provided by Symbiosis Laboratory, Yamaguchi University with support in part by the National Bio-Resource Project of the Japan Agency for Medical Research and Development (AMED).

 お願い 
  中学校や高校でNBRPから提供のゾウリムシをお使いいただいて、各種コンクール等で受賞された場合には下記の情報をお知らせくださいますようお願いいたします。
(1)コンクールの正式名称、(2)受賞の種類の名称、(3)主催者の名称、(4)受賞者名と所属学校名、(5)受賞の年月日

  問い合わせ・連絡先:NBRPゾウリムシ 課題管理者 藤島政博
  〒753-8512 山口市吉田1677-1
  山口大学 大学院創成科学研究科 理学系学域
  nbrpcm( )yamaguchi-u.ac.jp   ( )を@に替えて下さい。

培養液の作成法

1.青汁を用いた培養液(金沢大学 遠藤浩氏考案)
(1) 山本漢方製薬株式会社 大麦若葉 100%粉末(3g X 56包、スティックタイプ)を準備
(2) 上記3gを100 mL の蒸留水等に溶かして、100x の原液として凍結保存
(3) 脱イオン水等で100倍に希釈し、上清をオートクレーブ滅菌した後にKlebsiella sp.等を前日に植菌して
  培養液として使用

2.カロリーメイト用いた培養液
(1) 缶(液体)のカロリーメイト (何味でも可)を蒸留水で1,000倍 (0.1%)に希釈し、培養液として使用。
  カロリーメイト1 mLで約 1 Lの培養液を作ることができる。缶のカロリーメイトはプラスチック容器に
  小分けして凍結保存しておく。

(2) 細胞が飢餓状態になった培養に、(1)の培養液を少量加えて、翌日、増殖を確認する。

3.ワラの煮汁を用いた培養液 
(1) 乾燥したワラの茎を数センチの長さに切り、1 Lの蒸留水に約10 g加えて15から20分煮沸する。
(2) 室温まで冷却後に、脱脂綿やろ紙等で濾過し、濾液を再度煮沸か、オートクレーブで滅菌し、室温まで
  冷えてからエサになる細菌を移植して、翌日、培養液として使用する。
  煮沸後の(1)液をワラが入ったまま、細菌を移植して培養液に使用することもできる。

  ワラに付着していた枯草菌の胞子が発芽して増殖すれば、それがエサの細菌となるが、寒天培地で培養
  したKlebsiella pneumoniaなどの細菌を(2)で移植する方が確実である。また、元の培養液に入っている
  細菌も(2)液で増える。

4.セロフィールを用いた培養液 
(1) Cerophyl grass powder (Cerophyl Coporation, Kansus City)を蒸留水等 1 Lに2.5 g加え、5分間
  煮沸する。

(2) これを脱脂綿等で濾過し、濾液を滅菌し、エサの細菌を移植して翌日使用する。

5.アカエンドウマメを用いた培養液 
  準備中

6.レタスジュースを用いた培養液 
  準備中

Pc & Pb

ゾウリムシ(左)とミドリゾウリムシ(右)
 左,生細胞の位相差顕微鏡写真.右,生細胞の微分干渉顕微鏡写真.
 Mi, 小核(多細胞生物の生殖核に相当);Ma, 大核(多細胞生物の体細胞核に相当);
 OA, 細胞口.ミドリゾウリムシの細胞質には宿主由来の膜で包まれた共生クロレラが
 存在している.

 左, Fujishima and Hiwatashi, Exp Zool 201, 127-134, 1977の図を一部改変.
 右, Kodama and Fujishima, Endosymbionts in Paramecium, pp.31-55, Springer, 2009. 

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